鹿児島県喜界島にて3泊4日の実習を⾏います。
テーマは以下の3つです。
1)炭酸塩地球化学と⽣物礁の形成
現⽣のサンゴ群落における海底地形の計測、ライントランゼクト法による底質調査、海⽔の地球化学分析を通じて、海洋で⽣物源炭酸塩が形成される環境と過程を理解し、その特徴を捉える。
2)完新世の離⽔サンゴ礁と⼈々の暮らし
喜界島の完新世の離⽔サンゴ礁の地形と組成の変化、サンゴによる⽯灰化量の推定を⾏い、完新世の気候変動とサンゴ礁形成の関係を議論する。また、完新世の遺跡の位置や出⼟品、現在の集落の様⼦から気候・海洋環境と⼈々の暮らし
の関係を議論する。
3)琉球層群と後期更新世の気候変動
南⻄諸島に広く分布する琉球層群の特徴を学び、後期更新世の気候変動と琉球層群の形成過程を理解する。
最終日には実験結果および考察のプレゼンテーションを行う。